窓ガラスの嵌めこまれているサッシをよく見ると、ガラスとサッシの間に何かゴムのようなものが挟まっているのを見たことはありませんか? 通常、ガラスとサッシの間はグレイジングチャンネル、もしくはグレイジングビードというゴム製のパッキンが差し込まれています。 これにより、ガラスとサッシが直接触れるのを防ぎ、更に隙間を塞いで、雨水や冷気の侵入を防ぐ役割があります。 ガラスとサッシは素材が異なるものなので、暖められたり、冷やされたりするとそれぞれ違った割合で膨張・収縮します。もしグレイジングがない状態だと、ガラスとサッシが直接触れ合うので、こうした膨張・収縮により割れてしまうことがあります。また、サッシからの振動が直接ガラスに伝わるので、開閉時の衝撃でガラスが割れる事も想定されます。グレイジングがある事で、ある程度の衝撃や膨張・収縮の差を吸収し、ガラスやサッシが損傷するのを防いでいるわけです。 しかし、サッシやガラスと異なり、グレイジングは太陽光や湿気により劣化していきます。寿命を超えて使用されたグレイジングは、元々の弾力性が失われてひび割れてしまって、本来の役目を果たさなくなります。 ガラスだけでなく、ガラスの周囲についての修理、交換のご依頼も当サイトまでご相談下さい。